舞台裏の真実
「万軍の神 主よ
だれがあなたのように
力があるでしょう 主よ。
あなたの真実は
あなたを取り囲んでいます。」
(詩篇89:8)
舞台の裏側の
見物席からは見えない舞台裏。
そこは表舞台の美しさ、華やかさ
とはちがう場所。
そこには見えたら困るものも
あったりするから、
あこがれてた舞台の裏を知ってがっかり
なんてこともある。
神さまの真実は神さまを取り囲んでる。
っていうのはつまり、
神さまは前から見ても後ろから見ても
斜めから見ても
どこから見ても真実。ってこと。
見えないところに
都合の悪いものを隠してる
ってことがない。
向ける方向によって
顔を変える
ってこともない。
いつどんな時にどこから見ても
同じで真実。
だから忖度はいっさいいらない。
言ってくれたまんまを
そのまま受け取ればいい。
すっぽかされる
裏切られる
突然冷たくされて意味がわからない
そういうことはいっさいない。
だからいつでもほんとに安心して
真に受けて
よりかかってだいじょうぶ。
今週も神さまは真実。
だから安心して
よりかかって歩みましょう。
どっちがなくても困る
「しかし主よ
あなたはあわれみ深く
情け深い神。
怒るのに遅く
恵みとまことに富んでおられます。」
(詩篇86:15)
何事にも必要なのが
バランス。
考え方、やり方、接し方
どれをとっても、
極端にやってうまくいくことは
まずない。
でもバランスって
けっこうむずかしい。
だから時代によって
真逆のことがもてはやされる
なんてことになる。
たとえば子育て。
泣くたびに抱いたら抱き癖がつくから
放っておこう。
という時期があった。
でもその後
泣いたのに放っておいたら
愛情がわからなくなるから
泣いたら抱こう。が主流になった。
一つのやり方のデメリットが
強調されると、反対方向に走る。
でもどっちかの極端になりがち。
どっちかが一方的に正しいんじゃなく
両方必要。
そういうことはいくらでもある。
恵みとまこと。
すべてを赦し受け入れ包み込む愛と
悪いことは悪いと指摘する正義。
これも人がやると
どっちかに傾きがち。
でも神さまはちゃんと両方持っている。
どっちかだけを
強く感じる。と思うときは、
きっと自分の方がかたよってる。
聖書をよく読もう。
恵みとまこと。
それはどっちをなくしても困るもの。
神さまは
その両方を豊かにもっている方。
いつも私たちの必要ぴったりに
接してくれる。
左右されないっていいよね
「なんと幸いなことでしょう。
その力があなたにあり
心の中に シオンへの大路のある人は。
彼らは涙の谷を過ぎるときも
そこを泉の湧く所とします。」
(詩篇84:5,6)
あれが手に入ったら。
あの人がこうしてくれたら。
もしこうだったら。
そういう希望を持つことは、
ぜんぜん悪いことじゃない。
希望は目標になって
がんばれるモチベーションにもなる。
でも、それがなかったら
自分は幸せじゃない。
それがないせいで自分は
こんなみじめなんだ。
と思い始めたら要注意。
幸せの条件を
自分の外側に求めていると、
それが整うかどうかに
いつもふり回されることになっちゃう。
でも自分の内側に
自分の幸いのもとを持ってたら、
外側がどうかに左右されない。
それって、いいよね。
神さまが助けてくれたら。
いいことしてくれたら信じる。
じゃなくて、
神さまは助けてくれる。
必ずよくしてくれる。と信じる。
そうしたら神さまは
私たちの心の中で
幸いの泉になってくれる。
慰めの泉。希望の泉。力の泉。
今日も1日
外側ばかり見ていないで
内側にいてくれる神さまに
目を注ぎましょう。
えっそんなところに?
「わたしは岩から滴る蜜で
あなたを満ち足らせる。」
(詩篇81:16)
自分の好きなことができて
楽しいから。
自分の思いどおりに行って
気分がいいから。
それでできる満足は、
言ってみれば、
花の蜜から得る
だれでもできる満足。
花はだれの目にもきれいで
心もはずむ。
そしてそこから取れる蜜は
いかにもおいしそう。
でも岩から滴る蜜は、
それとは少しちがう。
花とちがって岩は
ぜんぜんきれいじゃないし、
うきうきもしない。
おいしいものなんかどこにもなさそう。
自分の思いどおりじゃない。
いやなことが起こる。
ぜんぜん楽しくない。
だから満足できなくて当然?
そうじゃなくて、
そういうところでも得られる
満足があるんだよ。
それは神さまがくれるものなんだよ。
そう言っているのが今日のみことば。
楽しくないから。
おもしろくないから。
だから得るものなんか何もない。
それでは人生、
不毛の時間が多すぎる。
たとえ楽しいと思えなくても
信じて一歩一歩進むなら
満ち足らせてあげる。
それが神さまの約束。
楽しくないからといって
だから悪いこととは限らない。
今日も1日
置かれた場所でがんばろう。