隠れなくてもだいじょうぶ
「ヤコブは自ら
彼らの先に立って進んだ。」
(創世記33:3)
ほんとうは
自分が向き合わなきゃいけないんだけど
こわいから、面倒だから、
つい避けようとしてしまう。
そういうことはないでしょうか。
だからなにかの陰に隠れて
なんとか自分が
正面に出なくてすむように工夫する。
たくさんの贈り物と家族を先に行かせて
自分は一番後ろに隠れていた
ヤコブ。
やっぱりお兄さんと直接向き合うのが
こわかったんですね。
でもそんなヤコブが
今は自分から先頭に立っています。
何がヤコブを変えたんでしょう?
それはまず神さまにありのままの姿で
向き合ったから。
ほんとうは自分が
ちゃんと向き合わなきゃいけないこと。
それはやっぱり自分で
向き合うしかない。
でも自分で自分を守らなければ
と思っていると、
恐れが先に立ってしまいます。
だからまず
神さまの前に出てお祈りする。
そこでありのままの自分の姿を
認めて助けを求める。
すると不思議なことに
相手が人でもなにかの問題でも
そこに向き合っていく力が
与えられます。
神さまに向き合うことができると、
自分で自分を守ろう守ろうと
しなくてもいいとわかるからです。
わたしは見た
「ラバンがしてきたことはみな、
わたしが見た。」
(創世記31:12)
「どうしていじめは
なくならないんでしょう。
みんながやめればいいのに。」
この前あるママタレントさんが
そう言ってるのを見ました。
まあ確かにね。
そんなことはだれでも知ってる。
ひどい言葉を言っちゃだめ。
自分のイライラを家族や後輩にぶつけて
発散しちゃだめ。
どんな相手も
かわいくないと思っちゃだめ…。
わかってる。だけど人って、
わかっててもやっちゃう。
それが問題。
もちろんできる努力はするべき。
でも、話し合いや決まりで、
いじめがほんとうになくなることは
残念だけどたぶんない。
人の心がそうなっちゃってるから。
それをほんとうに解決できるのは
神さまだけ。
少なくとも私たちは、
いじめる側にならないように
神さまに心を守ってもらわないとね。
そして何より
「わたしが見た」と言われる
神さまがいることを忘れずに。
この世界は理不尽で満ちているけれど、
神さまは見ている。しかも全部。
そして最後にきっちり
白黒をつけてくれる。
だから無理に自分で
なんとかしようとしなくても
だいじょうぶ。
さがし物を見つけるコツ
「神は知恵の道をご存じであり、
神こそ、
それがある場所を知っておられる。」
(ヨブ28:23)
さがし物が見つからない。
そのうち出てくればいいや。
ですむものならいいけど、
今必要! だととっても困ります。
この前、作ってもらった
去年一年のデータをまとめたファイル。
プリントアウトしようと思ったのに、
パソコンのどこに保存してくれたのか
どうしても見つからない。
何度検索をかけても
「該当するファイルはありません」
のメッセージが出るばかり。
そんなはずないのに・・・
困ってしまいました。
でもちゃんとあったんです。
そこは私が知らない
ふだんは使ったことがない
フォルダでした。
ない場所をさがしてたんだから、
いくらさがしても見つからないわけです。
さがし物を見つけるコツ。
それは、ある場所をさがすこと!
私たちが生きていく上で
賢い道、正しい道は
神さまのところにだけある。
見つけたくてもある場所がわからない。
それが苦労のもとだけど、
知恵はどこをさがせばいいか
わかってる。
どこにあるかわかってるから、
あとは行くだけ。
ぜひ素直に神さまのところに行って
ゲットしましょう。
そのときになれば
「アブラハムは答えた。
『わが子よ、神ご自身が、
全焼のささげ物の羊を
備えてくださるのだ』
こうして二人は一緒に進んで行った。」
(創世記22:8)
年明け早々、まさか戦争?!
と世界中が緊張したけど、
今回は何とか回避できたようです。
“ふ〜っ”っていう
安心のため息の音が
あっちこっちから聞こえてきた感じ。
こういうことがあると、
何事もないように見えている
私たちの歩みも
けっこう綱渡り状態なんだな。
とわかります。
いったいどうなっていくんだろう?
それを心配し始めたら
それこそきりがありません。
イサクをささげるように。
神さまに命じられて
モリヤの山に向かっていたアブラハムも、
いったいどうなってしまうのか、
見当がつきませんでした。
でもわかっていることがありました。
「神さまは準備してくれている」
ってこと。
そのときになれば必ず間に合う。
ってこと。
だから進み続けていきました。
神さまが言う方向に向かっているなら、
神さまは私たちのためにも
準備してくれています。
私たちからすると
ヤバすぎるように思える状況でも
心配いりません。
必ず間に合います。
だから今日も進んで行きましょう。