弱いしるしじゃなくて知恵
「曲がった者の道には
茨と罠がある。
たましいを守る者は
これらから遠く離れる。」
(箴言22:5)
たとえばダイエットするとき。
やっぱりまずやめるべきなのは
お菓子。ですよね。
甘いものやスナックは
体重管理にも健康管理にも
大敵です。
でもがまんするって思うと
なかなかつらい。
失敗しないためには
どうすればいいか?
見えるところ、すぐ手に届くところに
置いておかない。
これです。
そこにあるのにがまんするのは
あまりにも高度。
ハードルを自分から
上げにいっているようなものです。
信仰も同じ。
自分はこういうことをすると
神さまのことを忘れやすいな〜
それをまずよく知る。
そして、そこには
近づかないようにする。
わざと近づいてみて、
自分がどのくらい誘惑に強くなったか
ためす。
なんて、もってのほか。
近づかないのは私たちが
弱いしるしでも何でもない。
神さまもちゃんと教えてくれている
“知恵”なのです。
自分から種をまかないように
「自分に関することについては、
できる限り、すべての人と
平和を保ちなさい。」
(ローマ12:18)
交通事故。
いろんなニュースが
毎日のように流れています。
最近多いのは
お年寄りが運転した車の
踏みまちがえ。
それから、あおり運転。
自分が運転しててもしてなくても、
いつどこでどんなふうに
自分も巻き込まれないとも
限りません。
今日も1日無事で過ごせるように。
毎朝真剣に祈らないと、です。
それでもまずは自分として
事故につながるような行動は取らない。
これ、はじめの一歩。
スピード出し過ぎたり
歩道のないところを渡ったり
自分とちがう運転にイライラしたり・・・
しないように。
人間関係も同じ。
世の中はいろんな人がいるから、
いつどんなもめごとに
巻き込まれないとも限らない。
でも少なくとも
自分から悪口を言ったり、
腹を立ててつっかかったり
気に入らないからって無視したり・・・
争いの種まきをしないように。
「向こうがこうだから」
「仕方ない。当然。」と考えやすいけど、
「ただ反応しちゃっていいのかな」
「同じことしたら
自分も同じになるってことじゃないかな」
一歩ふみとどまって考える。
そこで一瞬でもお祈りすれば、
神さまは必ず助けてくれます。
ぜひスイッチを入れましょう
「あなたの上にあるのは
神のいつくしみです。
ただし、あなたがそのいつくしみの中に
とどまっていればであって…。」
(ローマ11:22)
ものすごい暑い時に
エアコンあるのにつけないで
暑い暑いと言っている。
ものすごい寒い時に
ヒーターあるのにつけないで
寒い寒いと言っている。
そんなのって、
どう考えても変。ですよね。
さっさとつければいいのに、
なんで?
ってなると思います。
神さまを信じて
いのちにつながっていれば
無限大のいつくしみを
注いでくれる。
それは知ってるのに、
信じていのちにつながる
ってとこはうやむやにしたまま、
神さまのいつくしみなんて
ほんとにあるの?
と言ってるのは、
エアコンあるのにつけないで暑い
ヒーターあるのにつけないで寒い
って言ってるのと似てるかも。
あるとわかってるものを
使おうとしないで
どうなの、って言うのはちょっとね。
信じていのちにつながってれば
いつくしみは無限大。
わかっているのだから、
ぜひスイッチを入れましょう。
それができれば苦労はしないんだけど
「わずかな物を持って主を恐れることは
豊かな財宝を持って
混乱するよりも良い。
野菜を食べて愛し合うのは
肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。」
(箴言15:17,18)
これを読むと思いますよねー。
豊かな財宝を持って
主を恐れればいいんじゃないの?
肥えた牛を食べて
愛し合えばいいんじゃないの?
何の苦労もなく
すべてがうまくいってたって、
神さまをちゃんと
信じていればいい。
望む物を全部手に入れても
人のことをちゃんと考えて
心配りを忘れなければいい。
確かに理屈はそのとおりです。
それができれば苦労はしない。
でも、人はそれがなかなかできない。
だから困っちゃうんですね。
こうすればいい。
ああすればだいじょうぶ。
人はこうすべき。
そんなことはするべきじゃない。…
それが頭で考えて
どんなすばらしい“正解”であっても、
そうできないようにさせる力が
私たちの心の中には働いているのです。
その力がなかなかに強力。
両方を手に入れることは
不可能じゃないけど
かなりむずかしくて高度です。
だから、どっちか一つだったら、
私たちが神さまを忘れないこと
人を思いやる心をなくさないことの方が
大事。
それ抜きに何を手に入れても
決して幸せにはなれないからね。
聖書はそう言っているのです。