自分にできること

「彼女は、自分にできることを
したのです。」
(マルコ14:8


神さまのために働く奉仕。
一言で奉仕と言っても、
ほんとにいろいろありますね。


人前に立つような、とても目立つ奉仕。
だれも気がつかないような、
縁の下の力持ち的な、かげの奉仕。


私たちがどう感じるかもいろいろ。
やりたい奉仕、気が進まない奉仕。
楽しい奉仕、重荷に感じる奉仕。
同じ奉仕でも、最初は楽しかったけど
だんだん苦しくなってくる、
ということもあると思います。


奉仕についてまず覚えておきたいこと。
神さまは、私たちにできないことを
しなさいとは言わないし、求めません。
どんな小さなことでも、それが奉仕なら、
ちゃんと認めて受け入れ、喜んでくれます。


でも、自分にできることをすればいいなら、
何の苦労もない、ひたすら楽しい、
という意味でもないでしょう。


香油は300デナリ、つまり
ほぼ1年分のお給料くらいの価値があったんです。
それをイエスさまに注いだんだから、
この女性は大きな犠牲を払ったのです。



自分のものだけど、自分のためじゃなく、
神さまのために使う持ち物や時間や労力。
それは決して損ではなく、天に積む宝です。


そして自分が実際にやってみると、
イエスさまが、持っている全部を
自分のためじゃなく、私たちに与えてくれた、
っていうことがどういうことか
その愛の大きさを、とてもすべてとはいかないけど、
ちょっぴりわかります。


そうして私たちも
神さまと隣人を愛するを実践できるのです。

前もって教えてくれる

「あなたがたは、気をつけていなさい。
わたしは、すべてのことを
前もって話しました。」
(マルコ13:23
 
 
 
学校の定期テスト。
これさえなければと思うけど、
その名の通り定期的にその時期がやってきます。
 
 
 
地道にコツコツ勉強して準備する人。
ギリギリ間に合わせる人。
あなたはどっちタイプ?
 
 
 
わかってるんだから、
早めに取りかかるのが一番だけど、
わかっててもそれを実行するとなると、
なかなかむずかしい。
 
 
 
どうしてむずかしいんだろう?
いろいろある中で大きい理由の一つは、
私たちが気分を基準にしちゃうからかな。
 
 
 
私たちの気分は、
今しなくてもいいことの方に引き寄せられて、
しなくちゃいけない、って言われたとたんに、
しぼんでしまうなかなかのやっかいもの。
 
 
 
やりたくなかったらしなくてもいいなら
そんないいことはないけど、
人生、そんなわけにはいきません。
 
 
 
気分がのらないという事実は
否定しなくてもいいけど、それでも
やらなきゃいけないことはできるように、
神さまに助けてもらいましょう。
 
 
 
 
私たちの心のことも同じです。
神さまは前もってちゃんと全部
教えてくれています。
試験の時前もって問題を教えてくれる
先生がいるけど、そんな感じだなと思います。
 
 
 
だから、今はその気分じゃないから、
とずるずる後回しにしないで、
やった方がいい、やめた方がいい、
ってわかったときには
なるべくすぐ行動する。これが大事です。
 
 
 
神さまが教えてくれるのは
私たちを愛しているから。
それをしたら困るよ、
こうしたら一番良くなるよ、
と教えてくれているのです。
 

もともとすばらしいから

「第一の戒めはこれです。…
あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、
知性を尽くし、力を尽くして、
あなたの神、主を愛しなさい。」
(マルコ12:29,30
 
 
 
スマホで遠隔操作できるWebカメラ。
ネットワーク環境があれば、
自宅の防犯や見守りにとっても便利。
使う人も増えているそうです。
 
 
 
出かけていても、
家のようすをチェックできる。
確かにとてもいいですよね。
 
 
 
ところが最近はそれが悪用されることも
増えているとか。
知らないうちに乗っ取られて、
家の中を全部のぞき見されてしまったり、
留守を確認して空き巣に入られたり。
・・・こわいです。
 
 
 
もともとの正しい使い方で使っている間は
とてもすばらしいものだけど、
悪用されると逆に大変。
Webカメラなんか置かなければよかった、
ってことになってしまいます。
 
 
 
 
人はもともと、
神さまを愛して生きるように造られました。
ところが罪のために、
神さまではなく自分を第一に愛するようになってしまい、
それで困ったことがたくさん起きています。
 
 
 
もとはすばらしいものなのに、
使い方をまちがっている。
だからまちがった使い方をやめて、
正しい使い方をしよう。
それを教えてくれるのが神さまの戒め。
 
 
 
人の人生の正しい使い方、
それは、神さまを心から愛して生きること。
そうすれば、もともとのすばらしさが
発揮されるのです。
 

ほんとうにえらい人

「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、
みなに仕える者になりなさい。」
(マルコ10:43


えらくなる、って、
どうなることだと思いますか?


人の上に立つこと。
自分が支配して言いなりにできる人を
ふやすこと。


人は人を支配して
コントロールできることが大好き。
学校のクラスでも、
自分の言いなりグループを作ろうとする人、
いますよね。


でも、それはほんとの偉さじゃない、
まったく逆で、仕えることができること。
それがほんとうに偉いっていうことなんだよ、
とイエスさまは言いました。


え~、人に仕えるなんて、
弱いヤツのすることじゃないか。
結局人の言いなりになるってことでしょ?


仕えると言いなりになる、はちがいます。
自分から相手のことを考えて、
自分の益よりも相手の益になるようにする。
それが仕えるということ。


ほんとうに仕えることは、
ほんとうの心の強さを持っている人だけが
できることです。


それは神さまを知らない人でも、
うすうす知っていることなんだと思います。
だから、ほんとうに仕えることができるとき、
権力で支配するよりもずっと、
人の心をとらえることができるのです。


そんな心の強さなんて、どうやって持てるの?
自分のためにすべてを捨ててくれた
イエスさまの愛。
それがその強さの秘密です。
 

なんのせい?

「この種のものは、
祈りによらなければ、
何によっても追い出せるものではありません。」
(マルコ9:29



久しぶりに勉強しようと思って
スタンドライトのスイッチを入れたのに、
電気がつかない💦


あれ?しばらく使ってない間に
電球が切れたのかな?
新しいのに取りかえてみたけど、
やっぱりつかない。


えー、どうしちゃったんだろう、
もうこのスタンドが
だめになっちゃったのかな、
買いかえないとダメかな


ちょっとあせりつつよくよく見たら、
コンセントが抜けてた(*’▽’)
こんなこと、ありますよね。


いくら電球を新しくしても、
つくはずなし。
だって、電球のせいじゃないから。


問題が起こった時は
まず正しい解決方法を見つける。
じゃないと、
いくらやってもうまくいきません。


人の霊たましいーの問題は、
お祈りっていう方法を使わなければ
解決できないんだよ。
とイエスさまは言いました。


本を読んだりして勉強してみたら。
考え方を変えてみたら。人に話してみたら。
SNS
で相談してみたら。


そういう方法も一時的に助けになることはあるかも。
でもほんとうに解決したいなら、お祈り。


たましいにふれることができるのは、
変えることができるのは、
神さまだけだから。